四十肩・五十肩でお悩みの方は接骨院へ

文責:院長 鍼灸師・柔道整復師 黒澤彰

最終更新日:2024年09月24日

1 四十肩・五十肩について

 四十肩・五十肩は俗語として使われている呼び名で、正式には「肩関節周囲炎」といいます。

 肩関節周辺の炎症が原因で痛みが生じている状態で、40代や50代以降から生じやすいため、「四十肩」「五十肩」と呼ばれており、名称によって症状が異なるといったことはありません。

 肩こりのようなものと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、肩こりの原因は筋肉の緊張であり、肩関節周辺の関節や軟骨、関節包、靭帯等の炎症が原因で生じる四十肩・五十肩とは別物になりますので、同じようなものだと混同してしまわないようにご注意ください。

2 四十肩・五十肩になるとどうなるのか

⑴ おもな症状

 肩関節周辺の炎症によって、腕を上げたり後ろに回そうとしたりすると痛みが生じるという、可動域の制限が生じます。

 特に腕が上がらないため、着替えが困難になってしまったり、洗濯物を干すことが難しくなったり、腕を後ろに回せないため、髪の毛やエプロンの紐を結びづらくなったりと、日常生活の動作に支障をきたしてしまうことがあります。

 また、寝返りを打つだけで痛みが生じる場合もあり、睡眠に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑵ 症状の経過

 痛みの強い急性期、安静にしている時は痛みが鈍くなる慢性期、徐々に動かせる範囲が広がる回復期があります。

 それぞれの段階によって、必要となる施術の内容も異なりますが、当院ではその都度、お身体の状態を確認し、その時々で最適な施術をご提供するよう努めておりますのでご安心ください。

3 四十肩・五十肩の原因

 関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と言われていますが、当院では脳神経のプログラムや肩周辺の筋肉に異常が起きていると考えています。

 初期段階は、肩を動かすと少し痛みが生じる程度のことが多いのですが、炎症が広がっていくと、徐々に肩の可動域が狭くなっていき、痛みも強くなっていきます。

 「そのうち良くなるだろう」と経過観察しているうちに、状態が悪化してしまう場合もありますので、肩の痛みや違和感に気付いた際は、なるべくお早めに接骨院などで適切な施術を受けることをお勧めします。

4 当院が行う施術

 急性期のような炎症や痛みが強い場合は、炎症を抑えるための施術を行います。

 必要に応じて、微弱な電流を発生させる器械を用い、肩周辺の細胞に働きかけることで、発痛物質の除去や炎症している組織の回復を早めます。

 痛みが落ち着いてきた頃には、手技施術によって関節の可動域の制限を改善するための施術を行います。

 

 また、四十肩・五十肩にお悩みの方は、肩の痛みをかばうせいで身体のバランスが左右のどちらかに傾いてしまったり、背中が丸まった状態になってしまったりなど、身体の歪みが見られることがありますので、そのような歪みについても併せて整えていきます。

痛みのある部位だけでなく身体全体を健康な状態に導いていけるよう、お一人お一人のお身体の状態に合わせた施術をご提供させていただきますので、痛みにお悩みの方はどうぞ一度ご相談ください。

 

 また日常生活の中で行えるセルフケアについてもお伝えさせていただきますが、この運動法がとても重要になります。

 日頃からストレッチ等で身体の状態を整えていただくことが、四十肩・五十肩の改善には効果的であるからです。

 個々に合ったセルフケアの方法をお伝えさせていただきますので、ぜひご自宅にて取り組んでいただければと思います。

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