腰痛は温めるべきか冷やすべきか
1 「温める」か「冷やす」かの判断
腰痛を引き起こしている部位を温めるべきか冷やすべきかというのは、どのような原因で腰痛が起こっているのかによって異なります。
また、同一の原因であったとしても、ケガの回復段階に応じて温めるべきか冷やすべきかの判断が変わることもあります。
ご不安な場合は接骨院でその部位の状態を確認して貰った上で、適切な対処法についてアドバイスを受けることをお勧めしますが、一般的な指標としては、腰痛が発生した直後は「冷やす」ことが、腰痛が発生してから時間が経っている場合には「温める」ことが効果的であると考えられます。
2 腰痛が発生した直後の場合
ぎっくり腰等、何らかのきっかけで急に腰痛が発生した場合には、その部位の組織が炎症を起こしている可能性が考えられます。
痛みが激しいことも多いため、出来る限り安静にしつつ痛みのある部位を冷却することで、炎症を和らげることが大切です。
3 腰痛が発生してから時間が経過している場合
ぎっくり腰になってから時間が経ち、痛みが和らいできた段階になりましたら、該当の部位を温めて血流の改善を促した方が、痛みの早期改善には効果的です。
また、ぎっくり腰のような急性の腰痛と異なり、「ずっと座っていると腰が痛くなりやすい」「腰が痛くなるので長時間立っている仕事が辛い」というような、腰痛が長期化してしまっている場合についても、温めることが効果的だと言われています。
温めることで腰回りの筋肉のこわばりが緩まり、血行が改善されて痛みが緩和される可能性があります。